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より直観的に より魅力的に
ビジュアル・コミュニケーションで
結ぶ製品と顧客
興南設計株式会社
代表取締役
森 郁平

当社はその名の通り設計専門企業ですが、設計を「デザイン」ととらえていただければより理解しやすくなると思います。つまり、機械や電気の設計・製造といったハードウェア関連だけでなく、各種印刷物やホームページ制作など、ソフトウェア関連までを含めた幅広い分野でデザインを手がけている会社です。

機器設計部門における主な業務は、事業内容の部分にもありますが、さらに詳しく紹介すれば、製鉄所の製銑、製鋼、厚板、薄板、表面処理などの機械設備および装置の設計/産業機械、省力機械、製造ラインなどの設計・制作/医療、リハビリ機器の開発設計・試作/テレビ、ビデオデッキなどの成形機構部品の開発設計/電気設計(シーケンス制御)/試作部品の設計・製作です。

これらの業務を遂行する上では、当然、設計図面を描き起こす必要があるわけですが、当社では、三角法の3面図を基本としつつも、コンピュータ画面で3Dビジュアル化することを旨としています。なぜなら、設計図面を見る人が必ずしも専門家とは限らないという観点から、より現実的に視覚化することによって、製品の実像や性能を直感的かつ魅力的に伝えられる、というメリットがあるからです。また、各種シミュレーション試験や検証も効率的に行えますし、お客さまに対するプレゼンテーションにも効果的です。端的に言えば「ビジュアル・コミュニケーションで結ぶ、製品と顧客」と表現できるかもしれません。当社では、この視覚的会話を通して、新時代のビジネス・シーンを拓いていこうと考えています。

設計部門を柱に営業・デザイン部門を更に強化

コンピュータやDVDの普及を語るまでもなく、世界は今やビジュアル・コミュニケーションの時代に突入しています。
当社では、

  • 工業デザイン
  • 取扱説明書、パンフレット、ラベルなどの企画・デザイン・印刷
  • 3Dイラストおよび景観シミュレーション
  • ホームページ作成

といった事業項目を新たに盛り込み、ビジュアル時代の先端ニーズへの対応を図ろうとしています。また、これによって、設計からPRまでの一貫した業務体制が確立でき、製造業者に対する総合的なサポートが可能になると考えています。

そういった意味からも、できるだけ早急に営業部門、デザイン部門の強化を図り、業態の枠を超えて顧客開拓を行う必要があります。今まではルート営業的な色彩が強く、新規開拓はあまり行っていませんでしたからね。 また、デザイン部門に関しては、デジタル・コンテンツやテクニカルイラスト、グラフィックデザインなどへの高品質な対応をめざす上で、最新の技術とノウハウを備えた人材の確保が急務となります。就職を控えている諸君には、幅広い知識と技術の獲得、感性あふれる目を養っていってほしいですね。

興南設計株式会社 代表取締役 森 郁平